このブログではこれまで、はじめてPCを買う建築学生を対象に、PC選びの基準やコツ、必要知識を紹介してきました。
0から始める、建築学生のためのPC選び入門この記事ではいよいよ、実際にPCを購入できる場所やサイトについて紹介します。
PCはどこで買えるの?
学生がPCを買う場所の選択肢としては、
などが挙げられます。
買う場所によって何が違うのかという点ですが、基本的には「値段」と「保証サービス」の2点です。
同じPCでも、買う場所やサイトによって値段やサービスが全く違うということはよくあります。
同じPCでも買う場所によって値段が違う
一般に、販売価格順としては
- 家電量販店(人件費やテナント料が上乗せされているので高い)
- 大学生協(結構ボッタクリ価格。ただし保証期間が長いのはややメリット。)
- 大手ネット通販(価格比較サイトも充実。初心者向け)
- メーカー公式の直販サイト(割引・キャンペーンが多い)
- BTO通販(性能をカスタマイズ出来る。届くのが遅い。)
という傾向にあります。(下に行くほど安い。)
ご覧の通り、PC初心者にとっては耳慣れないような購入先から購入するほど、安く高性能なPCを変える傾向があります。
そのため、購入の際は「どの店から購入するか」にも気をつけてみてください。
1.建築学生は「家電量販店」でPCを買ってはいけない
まず一番買ってはいけないのが、家電量販店や電気屋に展示されているPCです。
色々と理由はあるのですが、代表的な理由としては
- 人件費やテナント料が上乗せされるので、ネットショップなどより高い
- 店舗面積の都合で、品揃えが少ない
- 在庫や流通の都合で、一世代古いPCもたくさん並んでいる
- ↑のような事情でPCに詳しい人が買ってくれないので、「PCに詳しくない人」向けの低スペック高価格なPCばかりが売られている
などが挙げられます。
流石に新宿のビッグカメラとかにいけば、それなりに力の入ったPCも並んでいるのですが、地方都市のショッピングモールとかにある家電量販店程度では、クリエイター向けのPCはほぼ売っていないとみて間違い有りません。
仮に都心部の店であっても、10万円のPCでメモリが4MBとかが当たり前のように並んでいるので、PCの区別がつかない初心者のうちは、量販店のPCは買わない方がいいと思います。
2.気軽に買える「大学生協」のPCを、それでもおすすめできない理由
量販店についで割高なPCが売られているのが、大学生協で売られているPCです。
- 一応学生向けのPCである
- カリキュラムに耐えうる性能は最低限整っている
など、家電量販店のPCほどは悪い選択肢ではありませんが、人件費がかかるなどの点からから、やはり価格は高めに設定されていることが多いです。
また、普通は一年程度しかつかないメーカーの保証期間が、生協で買えば卒業までの4年間続くなどの特典もあります。
しかし、普通建築学科では3年生あたりで要求されるスペックが跳ね上がることを考えれば、同じPCを4年間使い続けることはあまり得策ではありません。
その意味でも、大学生協でPCを買うのはあまり賢明でないことの方が多いでしょう。
3.新入生にもおすすめ。「大手ネット通販」でPCを買おう!
というわけで、右も左もわからない新入生がPCを買うならば、大人しく楽天やアマゾンなどの大手ネット通販サイトから購入するのが一番気楽かつ損が少ないのではないでしょうか?
もちろん後述するような専門性の高いECサイトで買った方が、目的にそったPCをより低価格で買えるのは事実です。
しかし、初めて購入するPCにそこまで高性能さは必要ありませんし、新入生にとってはカスタマイズの自由さはむしろ混乱の種でしょう。
このブログでスペックの見方や大体の予算感覚を掴んだ後は、アマゾンの条件検索などを使って低価格なPCを購入した方が、あれこれ悩んで時間を無駄にするよりも合理的かと思います。
4.メーカー公式ページも要チェック!直販ならではの特典も
アマゾンなどの通販サイトで欲しいPCを見つけた時に、いきなり買うのではなく、製品名で検索した公式HPもぜひチェックしてみましょう。
大抵のPCメーカーは、自社のHPからでも注文を受け付けています。
直販は配送が遅いなどのデメリットもある反面、学割や長期保証などの特典が設けられている場合も多く、総合的に見れば通販サイトで買うよりもお得に買えることが多いです。
また、アマゾンの商品紹介以上にわかりやすく詳しい商品説明がなされていますし、類似品や上位互換に当たる機種を見つけれられることもあります。
たとえアマゾンで注文するにしても、公式HPは一度チェックしておいた方が満足度の高い買い物に繋がるでしょう。
5.やや上級者向け!「BTOショップ」でカスタマイズしたPCを買う!
BTOとはBuild To Order(要するに受注生産)の頭文字のことです。
PCを買うにあたって、各パーツの有無や種類、性能を細かく指定した上で購入する事ができるため、
「ハードディスクは大していらないけれども、ビデオカードはこの機種を絶対搭載したい!」
といった、こだわりの性能をもったPCを買うことができる点に特徴があります。
製造や組立自体は専門の業者さんが行うため、自作PCほどの知識や能力は不要、かつ保証もついていることから、
ある程度PCの買い替えに慣れた人にとって、BTOショップでの購入は非常に魅力的な選択肢となります。
ネットで買うなら「価格ドットコム」は必見!
家電量販店や大学生協などの「実店舗」でPCを買うのがおすすめできないことはこれまで話してきた通りです。
ではPCをネットで買うとして、無数にある通販サイトのどれを見ればいいのでしょうか?
家電好きやPCマニアなら、その名を知らないものはいないという超有名サイトに、「価格ドットコム」があります。
このサイトは、PCや家電の通販サイトではなく、あらゆる通販サイトの情報を一つのページ上に表示できる、家電比較サイトです。
そのため、ほしいPCの条件を指定すると
- メーカー公式サイト
- Amazon
- 楽天
- その他多数の通販サイト
からその条件にみあうPCをすべて一括で探してきてくれる上に、各サイトの中で一番安い通販サイトを表示してくれるという、非常に便利なサイトです。
例えば価格ドットコムで、
- ノートPC
- プロセッサー:Corei7以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:256GB以上
- グラフィック:GeFoce系/Radeon系
- 画面サイズ:13~17インチ
という条件で検索したのが、下記のリンクです。
2020年4月1日現在、上記の水準を満たすPCは、131件近くヒットしました。
中には10万円台を下回るものもあります。
ここにあるPCなら、3年生から大学院までの本格的なPC利用にも耐えうるPCかと思います。
こんな感じで、購入できる店を探せるのはもちろん、あるスペックのPCがどの程度の価格帯で、どのくらいの候補があるのかを調べたりするのにも役に立ちます。
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