いざ初めての設計課題!何から学び始めればいいの?
「建築学科ごっこ」では、建築学科において必要となる、図面・建築パース・ダイアグラム・建築模型・プレゼンボード・などの膨大なスキルについて、何を学べばどんな表現ができるようにるのか、そのためにはどんなソフトを学ぶべきなのかなど、わかりやすく紹介します。
単純にソフト名や技術名を羅列するのではなく、読者のレベルや目的を想定し、それぞれの状況に合わせた書籍の紹介やまずするべきトレーニングなどを、極めて具体的に紹介します。
STEP1:必要なスキルの全体像を知ろう
一口に「建築プレゼン」といっても、その内容は図面やパースなど多岐に渡ります。またそのために必要なスキルセットも、CADやPhotoshop、あるいはプログラミングなど、目的に応じて多種多様です。
【図面・パース・ダイアグラム】建築プレゼンに必要なスキルを、学習ロードマップとしてまとめてみた上記の記事では、こうした無数のスキルを身に付けるためには、具体的にどんなソフトをどんな順番で学べばいいかという方向性をまとめました。
初めての設計課題を控え、なにから学び始めればいいか不安な方は、こちらの記事からご覧ください。
STEP2:主要なソフトを覚える
どんなものが作りたいかが決まれば、それを実現するために必要なソフトやアプリを学ぶ必要が出てきます。
このブログでは、建築学生が特に利用することになるアプリを6つに分類し、それぞれの購入方法や比較、学習に最適なサイトや書籍を紹介する記事を執筆しております。
グラフィック編集ソフト
Illustrator
建築学生のための、Illustratorの学び方Photoshop
建築学生のための、Photoshopの学び方InDesign
建築学生のための、InDesignの学び方上記43つのソフトは、「adobe社」と呼ばれるデザインソフト開発メーカーの提供する特に有名なソフトです。
建築家だけでなく、デザイナー・イラストレーター・漫画家・編集者など、幅広いクリエイティブな職場で利用されるソフトであり、特にPhotoshopのIllustratorは建築学科においても学習が必須のソフトと言えるでしょう。
それぞれの違いや買い方については、下記の記事でもかんたんにまとめてあります。
【Illustrator・Photoshop・InDesign】建築プレゼンに使う有名デザインソフトの買い方・選び方製図・パース作成ソフト
こちらの3つは、図面やCGパースを作成するのに用いられる建築専用ソフトです。
それぞれのソフトの違いやシェア、特徴の比較については、下記の記事がおすすめです。
STEP3:実際に作品をつくってみる
ここまでの記事を読めば、それぞれのソフトの使い方を学ぶ方法を理解できたかと思います。
しかし大事なのは、実際に手を動かし図面や図版を作成することです。
ここからは、作りたいものに合わせた目的別のスキルの身に付け方を紹介します。
図面を書く
図面を学ぶ
図面模写・模型製作の必需品!名作住宅の平面・立面・断面図を収録したおすすめ本4冊この記事では、有名建築家の図面が収録された書籍を4冊紹介します。巨匠の作品を通じて、製図の基礎的なリテラシーを学びましょう。
CADのメリット
1回生のうちからCADによる製図を学んだほうがいい理由を3つ多くの学生は、2-3年生ごろにCADを学び始めるようです。この記事では、仮に大学から「一年のうちは学ばなくてもいい」と言われていても、今すぐ学習を始めるべき理由を紹介します。
CADの比較
建築学生のための2次元CAD・3次元CAD徹底比較いざCADを学ぼうとすると、たくさんの種類があってどれを選べばいいかわからないという悩みを耳にします。初心者向けに、著名なCADソフトの比較を行いました。
図面の加工①
CADデータをIllustratorで見やすく加工する方法 「3秒で伝わる建築図面」を目指して ~着彩編~CADで設計した図面を、Illustratorで編集する際のコツを紹介します。
ダイアグラムを描く
ダイアグラム作成
ArchiCADで作ったモデルをIllustratorで編集するための変換方法【3Dドキュメント機能】BIMソフトであるArchiCADで作成した図版を、図面ではなくアクソメ図やパース図としてIllustratorで加工する方法を紹介しています。
CGパースを作る
3DCADソフトやBIMソフト、レンダリングソフトなどを用いたフォトライクでリアルな建築パースを作る方法を紹介します。
解説動画
建築パースを動画で学べる、建築系のYouTubeアカウントまとめ建築パースを学ぶには国内の情報だけでは不十分です。ここでは、英語が苦手な人でもわかりやすく、かつセンスの溢れるパースやダイアグラム作り方が解説されている有名なYOUTUBEアカウントを紹介します。
背景レタッチ補足
Photoshopの「範囲選択とマスク」こそ、建築パーステクニックの基礎にして奥義【範囲選択・アルファチャンネル・マスク】Photoshopで建築パースを作る上で外せない機能である、「範囲選択」「アルファチャンネル」などの概念を解説します。これさえ学べば、Photoshopは立つ初心者と言っても過言ではありません。
建築模型を作る
カッターの使い方
【建築模型】カッターの使い方を復習する【なぜ30°の黒刃が使われるのか】建築学科で利用するカッターナイフは、一般に使用されるカッターよりも切れ味が鋭く、取り扱いには注意が必要です。美しい模型を安全に作るための注意点を紹介します。
参考書籍
建築模型作成の参考になる指南書まとめ|道具・材料・図面ほか、作り方がわからず困ったときに読む本10選初めて建築模型を作る一年生から、新たな模型表現のあり方を模索する4年生まで、建築模型の作り方に関する書籍を様々な視点からpickupしてみました。
プレゼンボード・ポートフォリオにまとめる
プレゼンボード
時間もスキルもないけどそれでもIllustratorでそれっぽく建築プレゼンをレイアウトする方法Illustratorをもちいて、短時間で効率よくプレゼンボードを作成するための重要な機能である「パスのオフセット」「段組設定」「内側描写」の3つを解説します。
ポートフォリオ入門
はじめての建築ポートフォリオ|作り方・制作の流れ・便利なサービスのまとめ印刷や製版に詳しくない人のための簡易ポートフォリオから、印刷所にデータを持ち込み製本するなど本格的な冊子を作成する方法まで、様々なポートフォリオのあり方を解説しています。
InDesgin入門①
建築学生のためのInDesign入門講座(ポートフォリオ編)本格的なポートフォリオ作成を目指す人のための、InDesign解説記事です。環境設定やマスターページ機能の解説など、作成の準備段階でやるべきことを解説します。
InDesgin入門②
建築学生のためのInDesign入門講座(ポートフォリオ編②)本格的なポートフォリオ作成を目指す人のための、InDesign解説記事です。作成したグリッドやマージンに合わせて、データをレイアウトしていきます。
表現技術を学べる本
建築プレゼンシートを作る前に読んでおきたい、建築を表現するスキルが身につく良著9冊まとめプレゼンボードを作成する前に読んでおきたい、建築学生向けのデザイン書籍です。作成の心構えや具体的なレイアウトの方法など、さまざまな知識が身につきます。
プログラミング・VRを学ぶ
プログラミング入門
建築を学ぶ人のための、おすすめプログラミング言語とその学習法建築学科も後半になると、プログラミングに興味を持つ方も多いかもしれません。建築学科で用いられやすい3つの言語とその学習方法を紹介します。
素材データを集める
点景①
【添景・人・樹木】建築パース・模型写真加工に最適なフリー写真素材サイトまとめ建築模型写真やCGパースなど、リアルに近いグラフィックを作成するのに利用する点景をダウンロードできるサイトのまとめ記事です。
点景②
【添景・人・樹木】建築図面・ダイアグラム作成に最適なフリーイラスト素材サイトまとめ図面やダイアグラムなど、イラスト調のグラフィックを作成する際に利用する点景をダウンロードできるサイトのまとめ記事です。